ワイヤレスイヤホンを買って、やること
ワイヤレスイヤホンを買った。
流行ってるやつの白。元々PCの前ではヘッドホンを常用する生活スタイルなので、イヤホンを新しく買うのはだいぶ久しぶりだ。イヤホンは耳穴にがっちりはまりこむせいか、長時間使っていると痛くなったりむずむずするのであまり好きではない。ヘッドホンなら耳をまるごとホールドするので痛さはないし、音質もいいし、鼓膜に変にひびくことも少ない。
だからといって全てをヘッドホンでまかなおうとすると、場面によっては重さ・大きさがネックとなってくる。具体的に言うと、上半身を下に向けたときなど、押さえていなければすぽっと抜け落ちてしまう。一方イヤホンは保持力が強く、体を大きく動かすような場面でも抜け落ちにくい。これまでのライフスタイルでは基本ヘッドホンが優位な場面ばかりだったけれども、歳をそれなりに重ねて健康面を見直している昨今、ついにイヤホンが勝る場面が来たのだった。
届いたものにははまっていたイヤーチップは少し大きかったため、一つサイズを下げるとしっくりおさまった。PCとペアリングをし、まずはしばらく音楽を聞いてみたが、ヘッドホンの音質よりはざらついているものの十分によく聴こえる。懸念していた音声ブツ切れのようなことは一切起こらず快適だ。
ワイヤレスイヤホンを手に入れて、じゃあ何をやるか。もちろん運動だ。それも音楽を必要とするものを。
1,2,3,4,懐かしいリズムに乗りながら関節を広げると身体もミシミシ鳴る。「ラジオ体操」というと運動強度としてはマイルドな印象になるが、運動不足の社会人には正直言ってすごく効く。凝り固まった成人の肩周りをこれでもかとねじり回す動きが続き、終わった頃には背中がカッカと温まって息が軽く上がっている。普段どれだけ動いていないのかをいやおうなしに知る。
有線ヘッドホンと違って振り回した腕がコードと勢い良く交差してビーンとなるようなことは起こらないし、上体をぐっと曲げるときに抑えなければということもない。重厚な音質も必要ないし、夜間だからとスピーカー音を遠慮することもない。まだ使いはじめて日が浅いけれども、早速買ってよかったリストに1つノミネートが増えた。